
当社WHOAREYOU ディレクター西遼太郎監督作『逆さまの天才(UPSIDE – DOWN GENIUS) 』が、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA) 2025のライブアクション部門 ジャパン 優秀賞/東京都知事賞を受賞しました。これにより、本作は来年開催される第98回アカデミー賞短編部門のノミネート候補となりました。
SSFF & ASIAは、米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭で、27回目を迎えた今年は、世界108の国と地域から4,592点、ジャパンカテゴリーには218点の応募がありました。
6月11日に開催されたアワードセレモニーでは、翌年のアカデミー賞短編部⾨へ推薦されるライブアクション部⾨(インターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン)、アニメーション部⾨、ノンフィクション部⾨の優秀賞およびジョージ・ルーカスアワード(グランプリ)など、各賞の発表・授与が行われました。
逆さまの天才(UPSIDE – DOWN GENIUS)
脚本・演出 : 西遼太郎(WHOAREYOU)
制作会社:FIELD MANAGEMENT EXPAND
~あらすじ~
逆井昇博士は天才だが、なぜか常に逆さ吊りのまま研究をする変わり者だった。そんな博士のもとに、新しい秘書マーガレットがやって来る。自称「完璧」な 彼女と、“逆さまの天才”博士による奇妙な共同生活が始まる。
本編はSSFF & ASIA 2025 オンライングランドシアターにて、6月12日(木)~30日(月)期間限定配信中
◆オンライングランドシアター
短編映画の魅力を存分に発揮した、ユニークで遊び心あふれる作品です。視覚トリックをテーマにした着眼点が斬新で、観客の好奇心を刺激し、思わず2度観たくなるような中毒性があります。実際に画面を逆さにして再視聴したという声もあるほど、没入感のある世界観が構築されています。奇抜なアイディアを最後まで貫きながらも、作品としての完成度が高く、映像、演出、美術のすべてがバランス良く融合している点も印象的でした。特に美術のディレクションやスタッフの努力にも注目が集まりました。他の作品と一線を画す強烈なインパクトと、軽やかなユーモアに溢れた傑作です。 (ライブアクション部門 ジャパン 審査員 岩井俊二さん、Sandrine Cassidyさん、神保悟志さん)
にし・りょうたろう
1997年生まれ。福岡県出身。学生時代から映画制作を始め、アジア国際青少年映画祭(AIYFF)の優秀賞をはじめ、多数の賞を受賞。
2020年TYO入社。グループ組織改編により、FIELD MANAGEMENT EXPANDのCreative部門を経て、2025年よりTYO WHOAREYOUへ移籍。SFやコメディ、ギミックを生かした演出などを得意とし、VFXなどを駆使した、これまでにない映像表現を追求している。
◆プロフィールページ
<本作品での受賞歴>
・ADFEST 2024 / Fabulous Five COMMENDATION(最優秀賞) & POPULAR VOTE(観客賞)
・第6回シクロペ・アジア / NEW TALENT IN DIRECTION部門 Winner(最高賞)
・ロサンゼルス国際短編映画祭 / Best Experimental (最優秀実験映画賞
・Young Director Award 2024 / Short Film部門 ショートリスト
・第8回 渋谷佐世保TANPEN映画祭 / ゴールデンバーガー賞・監督賞・佐世保ベース賞
・第19回札幌国際短編映画祭(SAPPORO SHORT FEST 2024)オフィシャルセレクション
・ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 / インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門 / 入選
・第25回ニッポン・コネクション日本映画祭 / 上映
『逆さまの天才』は、ADFEST(アジア太平洋広告祭)のコンペティション「Fabulous Five」に選出され、「Human Intelligence(人間の知性)」をテーマに制作したショートフィルム作品です。 西は本作品で、ADFEST 2024「Fabulous Five」のCOMMENDATION(最優秀賞)とPOPULAR VOTE(観客賞)を同時受賞する快挙を成し遂げました。
■詳細は下記ページでもご覧いただけます。
SSFF & ASIA 2025公式サイト