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2026.03.19

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Another Side of Japanがクールジャパン・プラットフォームアワードでW受賞、その信念と展望

TYOが展開する映像コンテンツシリーズ「Another Side of Japan(ASJ)」が、「クールジャパン・プラットフォームアワード(CJPF AWARD) 2026」において、ムービー部門グランプリとプロジェクト部門準グランプリのダブル受賞を達成した。同一チームの両部門受賞はCJPF AWARD 2026において唯一の快挙。2026年3月2日に開催された表彰式には小野田紀美内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略)も駆けつけ受賞者を祝福した。TYOの担当者が受賞式で語ったプロジェクトへの思いと展望とは。

CJPF AWARD 2026表彰式にて
写真左からCJPF共同会長・夏野剛氏、TYO・小川祐紀(左写真)/伊藤嵩(右写真)、小野田紀美内閣府特命担当大臣、CJPF共同会長・田中里沙氏

「クールジャパン」の盛り上がり、計340件からTYOのASJがW受賞

CJPF AWARDは、内閣府知的財産戦略推進事務局を事務局とするクールジャパン官民連携プラットフォーム(CJPF)が主催し、文化庁・農林水産省・経済産業省・観光庁・環境省・クールジャパン機構・日本政府観光局(JNTO)・日本商工会議所・東京商工会議所が後援する公的なアワードだ。対象は、日本の魅力を海外に向けて発信する優れたプロジェクトと映像。2026年度には合計約340件が応募し、2部門でグランプリ3件を含む14件が受賞作に選ばれた。

表彰式の冒頭、プロジェクト部門の審査委員長を務めたCJPF共同会長・夏野剛氏は、クールジャパンを取り巻く環境の変化についてこうコメントした。「日本独自の価値を一方的に発信するのではなく、双方向の交流や地域社会への還元を重視しており、クールジャパン戦略が『体験』や『対話』を軸とした新たなステージに進化していることを象徴する選考結果となった。文化資源を現代のニーズに合わせて再定義する戦略性も見られる」。

インバウンドについては、政府目標として2030年までに訪日客6,000万人・消費額15兆円、コンテンツについては2033年までに日本発コンテンツの海外売上20兆円が掲げられており、「実現すれば自動車産業を抜いてコンテンツがNo.1の輸出産業になる」と述べた。半導体・鉄鋼・自動車といった従来の主力産業が国際競争力を失いつつあるなか、コンテンツとインバウンドに関しては「今すごいことになっている」と強調。このアワードを長期的に継続し、幅広く国民・世界に伝えていくことの重要性を訴えた。

TYOのASJはこの審査において、ムービー部門グランプリとプロジェクト部門準グランプリの2部門を同時受賞。1チームが複数部門を受賞するのは2026年の本アワードで唯一だ。表彰式に出席した小野田紀美大臣は、「日本の多様な地域資源に着目し、従来にない発想や工夫で魅力を発信する取り組み」と全受賞作を評価し、積極的に国内外に発信していく方針を示した。

「もうひとつの日本」をハイクオリティ映像で世界に届けて急成長

「Another Side of Japan」(ASJ)は、まだ世界にほとんど知られていない日本各地の文化・自然・産業・食を、ハイクオリティかつノンバーバルな映像で世界に届けるTYO独自のコンテンツシリーズだ。2024年9月の始動以来、YouTube・TikTok・Instagram・bilibili(中国の動画サイト)・小紅書(RED、中国のSNS)・抖音(中国版TikTok)の6プラットフォームでASJアカウントを独自運営し、40以上の国と地域へ地域の映像を届けている。

シリーズで扱ってきた地域・題材は多岐にわたる。越前打刃物(福井)をメイド・イン・ジャパンのクラフトマンシップとして世界に伝えた第一弾から始まり、鳥取の大山と砂丘、香川の庵治石、岡山・倉敷のジャパンデニム、山梨・甲州のワイン文化、京都・上賀茂神社の四季の儀式、九州の有明海苔……。まさに「もうひとつの日本」の高品質な映像ラインナップが出来上がってきた。

アカウントも順調に成長。始動から9ヶ月でフォロワー総数5万人を突破し、その後4ヶ月で10万人に。さらに勢いは加速し、ローンチ1年半の2026年3月現在は22万人超に成長した。短尺でインスタントな動画があふれるSNSにおいて比較的長尺かつハイエンドな映像という「逆張り」にも見える戦略だが、コンテンツの質そのものが世界中の視聴者を引き寄せる力を持つことを証明していった。2025年9月には成田国際空港の大型サイネージでも放映が始まり、コンテンツとしての存在感はオンラインにとどまらず広がりを見せている。

心を動かされた」。奥多摩の知られざる魅力を凝縮、グランプリ受賞

ムービー部門グランプリを受賞した「TOKYO | Okutama: Your Gateway to Forest Calm, Healing Retreats, and Exciting Adventures」は、ASJとして初のコラボレーション映像だ。連携先は、JR東日本と株式会社さとゆめが共同出資で設立した沿線まるごと株式会社が運営する「沿線まるごとホテル」。「沿線全体をホテルに見立て、青梅線沿線エリアを旅するそのものを宿泊体験として提供する」という独創的なコンセプトで、地域の自然・食・体験を一体として届けるプロジェクトだ。

Another Side of Japan「TOKYO | Okutama: Your Gateway to Forest Calm, Healing Retreats, and Exciting Adventures」

薪サウナ、森林セラピー、ラフティング、地元食材を使った料理など、日々の奥多摩の暮らしの中に息づく体験を、躍動的なカメラワークと多様な映像表現で一本の作品に凝縮した。

「宿泊施設にとどまらず、沿線全体を価値として届けたい」という「沿線まるごとホテル」のビジョンと、「まだ知られていない地域の物語を世界に届けたい」というASJの姿勢は、同じ方向を向いていた。都心から約1時間半という「東京の最果て」を魅力的に描くことで、海外の視聴者に驚きと新たな発見を届けるアプローチで「That looks fun!」「Wonderful World!」というコメントも寄せられた。

本作品でプロデューサーを務めた伊藤嵩は、受賞スピーチでこう語った。

「東京は、23区を中心とした都心部が注目されがちですが、今回動画のテーマになっている奥多摩・青梅エリアも、都心からほど近い距離で心身ともに満足できるアクティビティがたくさん詰まっているということを伝えるのが今回のミッションでした。それがしっかり伝わって、こういった結果に繋がって大変嬉しく思っております」

ムービー部門審査員の矢野貴久子氏(株式会社アイスタイル BeautyTech.jp編集長)は本作についてこのようにコメントした。

「東京から行ける秘境というわかりやすいメッセージ、動画内にしっかり案内が入っているわかりやすさ、自分ごと化しやすいカメラワークのダイナミックさなど、個人的にも見ていて行きたくなってしまい、心を動かされました。さらに拡散する工夫をしたり、コメント欄を活用してコミュニケーションしたり。動画を起点に、さらに海外の方々との交流の場にできる可能性があると思いました」

受賞の報を受け、JRの首都圏エリアの駅のデジタルサイネージでリバイバル放映も決定。受賞式翌日の3月4日から16日にかけて放映される運びとなった。一本の映像が、受賞を契機にさらなる広がりをみせている。

「今後の観光・地域発信のモデル」——プロジェクト部門準グランプリの評価

プロジェクト部門として、ASJプロジェクト自体も準グランプリを受賞した。審査員のコチュ・オヤ氏(株式会社Oyraa代表取締役社長)はASJについて、「長尺とショートの尺を効果的に使い分けた設計や、グローバル視点での発信戦略により、海外視聴者に日本の多層的な魅力を自然に届けている」とし、「映像表現とマーケティング視点を高い次元で融合させた、今後の観光・地域発信のモデルとなる取り組みである」とコメントした。

審査委員長の夏野剛氏(クールジャパン官民連携プラットフォーム共同会長・近畿大学特別招聘教授情報学研究所長)は総評で「地域の魅力を映像IPとして活用する試みなど、文化資源を現代のニーズに合わせて再定義する戦略性が見られる」と述べ、今回の選考結果がクールジャパン戦略の新たなステージへの進化を象徴するものだと評した。

プロフェッショナルな映像表現による、地域ストーリーの「グローバルIP」へ

表彰式でBusiness Producerの小川祐紀は、プロジェクトにかける思いをこう語った。

「いつも思っているのは、ニーズを追いかけるのではなく、自分たちが何を誇りたいのか、どういうメッセージを届けたいのかという意志を、堂々と発信することが大切だということです。それが我々プロジェクトチームが担っている役割であり、使命だと思っております。日本のプレーヤーが本質から逃げることなく、真正面から地域と向き合って発信していく後押しができればとも思っています」

そしてASJの展望について、こう続けた。

「Another Side of Japanの今後としては、細部にまでこだわったプロフェッショナルな映像表現のコンテンツシリーズとして、世界に地域のストーリーをそのまま届ける『グローバルIP』を目指せると思っています。今後も官民双方のプレーヤーと多様な共創モデルを構築しながら、新しい日本の資産を構築していきたい」

多様なパートナーシップの広がり

ASJは自治体・DMO・民間企業との多様な共創モデルを軸に、タイアップ制作・映像アセット活用・プロダクトプレイスメントなど幅広いかたちで連携してきた。

JR西日本「せとうちパレットプロジェクト」およびJR西日本コミュニケーションズ運営の通訳ガイドマッチングサービス「Gold-Guide」との連携(岡山・倉敷映像、2025年9月公開)、ソニーマーケティングとの技術協力(同映像よりシネマカメラ「BURANO」等を活用)、ラグジュアリートラベル「OKUYUKI」との連携開始など、パートナーシップの広がりにより、シリーズのバリエーションや深度が高まり続けているのもASJの特徴だ。

「映像プロデュース」という自社の強みを、「グローバルIP創出」という新たな次元に展開するASJの挑戦は、今回のCJPF AWARDでの評価を受け、新たなフェーズへと踏み出していく。

「Another Side of Japan」チームのメンバー
CJPF AWARD 2026表彰式にて受賞者の集合写真

プロジェクト概要
Year 2024〜
Brand / Unit BizDev、Third
Executive Producers: 岸本 高由(BizDev / Third)、石松 剛(Third)
Chief Business Producer: 小川 祐紀(BizDev)
Business Producer: 竹下 葵(BizDev)
Growth Director: 羅 耘瑶(BizDev)
Project Manager: 石井 憲成(Third)
Marketing Associate: 中丸 涼晴(BizDev)
Project Assistant: 松浦 優芽乃(BizDev)
Producer: 伊藤 嵩
Production Managers: 大嶋 望未、LEE JUNHEE(Third)
In Collaboration with: 沿線まるごとホテル(沿線まるごと株式会社:JR東日本 × 株式会社さとゆめ 共同出資)

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