TYOは、生成AI技術を活用した広告映像制作や作品制作にも注力しています。映像制作業界のリーディングカンパニーとして、これまでも新技術をいち早く取り入れ、時代の変化に対応しながら映像表現のクオリティ向上を追求してまいりました。社内にプロジェクトチームも発足し、生成AI映像のクリエイティブ活用の可能性について研究しています。
TYOは、LAをベースに世界で活躍するクリエイティブディレクターで、AI Filmmakerでもある木之村美穂氏が代表を務めるスタジオディーオージー(STUDIO D.O.G. GK)と業務提携契約を締結しています。
40年以上広告映像制作を手掛けてきたTYOが持つ知的財産権やその他ノウハウと、グローバルネットワークを駆使し、AIとファッションを最新テクノロジーで掛け合わせる実績を持つスタジオディーオージーの連携強化となる本契約によって、生成AI技術を活用した広告の新たな価値を創出し、広告業界の発展に貢献することを目指しています。
AIチャットサービスが登場し、AIによる画像生成の技術も加速度的に進化し、広告ビジネス領域での活用も注目され始めた2023年10月。
TYOとスタジオディーオージーは、画像生成AIを駆使したファッション広告として、パルコのクリスマスシーズン広告「HAPPY HOLIDAYS」をいち早く制作しました。実際のモデル撮影は行わずプロンプト(画像を生成するための言葉)だけで構成し、グラフィック・ムービーに登場する人物から背景のほか、ナレーション・音楽も、様々な生成AIの最先端技術を使って完成させています。実際に撮影したかのようなリアリティと「生成AI技術で制作した」と分かった時の驚きを生んだこの広告は、公開直後から多数メディアに取り上げられるなど注目を集め、第29回 AMD Award ‘23では優秀賞を受賞しました。
TYOとスタジオディーオージーはこの前例のないチャレンジに共に取り組んだことで、特にファンタジーな世界観を生み出すことと生成AI技術の親和性の高さ、そして人間の能力を拡大させるツールとしての可能性を見出しました。生成AI技術の活用は、アウトプットのクオリティを向上させるための新たな選択肢を提示する事例となりました。
TYOは、スタジオディーオージー木之村氏が主催する、生成AI技術を活用した最新作品展示イベント「NFFTプロジェクト」に2022年のスタート時から協賛し、TYO driveプロデューサーの馬詰正を中心に実行委員として参画しています。 スタジオディーオージーと共にNFFTを継続し、ファッションやビューティーをテーマとするAI作品展示イベントを通じてデジタルクリエイターやアーティストをバックアップしてまいりました。TYO社内のAI研究プロジェクトメンバーの野々村麻衣、中村佳歩もAIクリエイターとして参加し、AIで作るクリエイティブの可能性を追求しています。
2025年春現在までにプロジェクト主体のイベントのほか、SSFF & ASIA 2024 クリエイターミートアップラウンジブースやDIG SHIBUYA 2025にも参加し、展示イベントを行ってきました。
ロンドンで行われたアートフェスティバル「Cluster Contemporary Jewellery Fair 2024(主催: CLUSTER London)」に、TYO driveが制作したAIアート作品を出品。その作品が、イタリアで発行されている世界的なAIデザインの雑誌「PROMPT MAGAZINE #Book12」に掲載されました。
前出プロジェクトの主なスタッフ
Producer:馬詰正(TYO drive)
Production Manager : 福家楓(TYO drive)
Director:野々村 麻衣(TYO drive)
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